Ware Wood Work Blog

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カンボジアの漆の木を見に行く

アジア漆工芸交流プログラム、9月3日に漆掻きの現場を見学しました。

シェムリアップの東、カンポントムの水田地帯。

 

これがカンボジアの漆です。

とろりと粘度が高く、すでにくろまっているかのようです。

ビンの形とあいまって何かおいしそうなものに見えてきます。

 

 

 

 

まずは亡くなった漆掻きさんのお墓にお参りしてから、水田の中に向かいます。

何度も言われてジョークだと思っていたのに、本当に膝下まで水につかりながらの行軍。

水田の中に大きな漆の木がぽつぽつと立っています。

ただ、実際の漆掻きシーズンは乾季になってから。

その時には水は引けてしまうので、湿地が適しているというわけではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

漆掻きは日本とは全く違います。

まずハート形に皮をむき、その下部にV字型に傷をつけ、竹筒を差し込んでおくというもの。

1本の木の数か所に傷をつけ、6日間おいて回収します。

これを1シーズンに3回繰り返します。

28℃ぐらいの温度で6日間も放置したら、確かにくろまってしまいますね。

実際に出てきたばかりの樹液は日本と同じように、白っぽかったですから。

 

 

 

 

葉っぱもまた大きく違います。いわゆるアンナンウルシの種類。

マンゴーの葉っぱによく似ていて、いままで「マンゴーもウルシ科です」なんて

説明していたことが、実物を見てよく理解できました。

 

いくつになっても、勉強することはたくさんあります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Asian Lacqer Craft Exchange Program in Cambodia

アジア漆工芸交流プログラム

カンボジア シェムリアップ 2018年9月1日〜4日(展覧会〜9日)

 

日本をはじめカンボジア、ミャンマー、ベトナム、タイ、中国、欧米などから

約70名が集まり、高級ホテルの会場や漆工房などで開催されました。

 

 

 

 

 

 

今回の主催者であり大変なご尽力をされた、松島さくら子先生

宇都宮大学でもお世話になり、よくお会いしているのですが、

こんなに素晴らしいことをされているのかと改めて驚かされました。

 

 

 

 

 

 

オープニングセレモニー、講演に続いて、東京芸大小椋先生の技術公開。

このあと机のまわりがすごい人だかりになってしまいます。

 

 

 

 

私は作品展示のほか、器而庵の紹介ポスター、漆精製の方法を映像にて発表しました。

映像はそのままビデオで撮影している方がたくさんおり、驚きました。

次の日も各国の伝統技法の技術紹介があり、ワークショップも開催されました。

 

私は初参加で、成田でうろたえる事態から始まりましたが、

皆さんの強い探求心と、学びたいという意欲に圧倒され続けた日々でした。

参加して本当に勉強になりました。

 

松島先生、皆様、本当にありがとうございました。

次回は2020年、東京でお会いしましょう!

 

 

 

 

 

 


世界!ニッポン行きたい人応援団

番組の中で大子漆が紹介されます!

 

番組:世界!ニッポン行きたい人応援団 テレビ東京

日時:8月20日(月)20:00〜21:54

 

陶磁器修復をされているイタリアのキャーラさんが金継ぎを学びに京都へ。

その素材の漆の産地である茨城を訪れます。

どのような番組になるのか予想がつかず、楽しみです。

 

 


新規従業員募集のお知らせ

漆の木


当工房では新規従業員を募集しています。

職種は 漆掻き職人 漆塗り技術者。
社会保険加入、住宅手当、通勤手当あり。

教育機関で木工、漆芸、デザインなどを勉強された方を優先いたしますが
そうでなくてもかまいません。大変な仕事ですがやりがいはあります。
どうぞお問い合わせください。


 

新規従業員募集のお知らせ

漆の木


当工房では新規従業員を募集しています。

職種は 漆掻き職人 漆塗り技術者。
社会保険加入、通勤手当あり。

教育機関で木工、漆芸、デザインなどを勉強された方を優先いたしますが
そうでなくてもかまいません。大変な仕事ですがやりがいはあります。
どうぞお問い合わせください。


 


伊勢神宮参拝

ここ数年お世話になっておりました伊勢神宮に
昨年の遷宮以来初めて参拝させていただきました。

空気感は凛として、違う空気が漂っていましたが、
人の多さで少し薄れてしまっているよう。
それでも昨年に比べれば少ないほうと言っておりました。


神宮


真新しい、宇治橋の大鳥居…

宇治橋は遷宮の4年前、鳥居は遷宮の1年後にできますのでその差5年。
一番過酷な使われ方をしているせいもあって、こんなに変わっているのですね。


神宮


神宮


こちらはこれから遷宮を控えている、別宮。
外観はまったく問題ありませんが、かやぶきの屋根と
柵の木口部分の痛みは激しいようです。
逆に言うと20年で取り換えてしまうので、何の養生もしていません。

略礼服での参拝の翌日、日曜日に知人ともう一度参拝に訪れました。
おはらい通りとおかげ横丁、赤福も満喫し、初めて観光気分になりました。
しかし今までおかげ横丁の通りだと思っていたところがおはらい通りで
おかげ横丁はもっと奥にあることを初めて知った〜。
赤福本店の裏まで来ると宇治橋より上流では神の川、五十鈴川も
生活の川にやさしく変貌しているのが心に残りました。


 

モーリスマイナートラベラー

ついにモーリスマイナーがやってきました。
15年前に登録を抹消してずっと置いておいたものです。

最初はレストアする予定だったのですが、骨格の鉄が予想以上に傷んでいたため
別の車を探すことになり、ずいぶんと時間がかかってしまいました。

後が木枠でできているんです!
それもアメ車のように張り付けただけでなくて立派な構造材として。
木の部分はすこしづつ、きれいにしていくしかありません。


モーリスマイナートラベラー


最初は運転に慣れなくて(ブレーキが甘くて)怖かったのですが
先日長めのドライブをして、やっと慣れてきました。


モーリスマイナートラベラー

扉をつけて完成!

大工仕事の後は、建具屋の仕事。
こうしてみると似たような木の仕事でも、それぞれ違った部分がありますね。

ホゾ組で枠を作って、壁板を組み込んでいきます。
両脇の柱を角のように突き出させようと思っていたのですが
予定を変更し、柱いっぱいまで壁板を取り付けることにしました。


車庫


壁板のくぎ打ちもまっすぐになるように水糸を引いて…。
玄能は幸三郎の四角型、とてもいい道具です。


車庫


塗装はオスモカラーです。既製品ではなく2色を配合してあります。
ただ本来は漆以外の塗装は、雨の日にはやらないほうがいいです。


車庫


生乾きの状態ですが、スタッフに手伝ってもらって取り付けました。
雨どいのダクトも付け替えて…。
昨年屋根の工事をしたときに雨どいを増設したのですが大正解でした。
もっと早くつけておけばよかったと思います。

ようやく完成!!!

カンヌキはネットでいい感じのものを探しました。

さあ、明日からは漆の仕事に集中しましょう!
注文がたまっているので…。


車庫

車庫


 

車庫 大工工事

お盆の時期に車庫を作ろうと思い立ち、6日間かかりましたが、
無事に完成しました!

本当はお願いしたかったのですが、いろいろな問題に直面しまして…
まず、昔ながらのフリーで仕事をする町大工がいなくなったこと。
ハウスメーカーの仕事をしているので、ちょっとした工事に応じてくれませんでした。
それから、材料も簡単には手に入らず、今は少し乾燥したものを再度寸法に挽いて
くれるのでちょっと割高です。ただしこれは悪いことではありません。

というわけで、この梁材は米松の注文品です。
注文してからここまで太くなくてもよいことに気づきましたが、後の祭り…。

リフォーム用の金物もあるのですが、ホームセンターでよくわからず
頭が回転しなかったので、在来工法でほぞを刻んで仕事を始めました。


車庫


既存の柱に組み込んでいきます。
この梁の下に柱が立つので、こんなに太くなくてもよかったというわけです。


車庫


車庫


間柱を立てて、天井用の梁を渡していきます。
天井の上にも材料を置く予定なので、間隔は30センチぐらいで。
屋根がない分仕事は楽でした。

木工事、終了!
壁は合板ですが、オスモカラーで外壁と同じ塗装にします。


車庫


車庫

天井板と壁板を張り付けて完成!
こちら側は簡単に済んだのですが、実は反対側は材料が積んであって充電ドライバーが入らず
無理な姿勢の手作業になってしまい、手間取ってしまいました。

今回はここまで、
あとは扉ですね…!


 

最後の…笹舟大工

笹舟大工、峯岸さんのお仕事を拝見してきました。
那珂川に浮いている、笹の葉のような細長いアユ釣り用の木舟です。

全長7メートルぐらい、屋根の下で見ると大きなものです!

意外にざっくりとした仕事ですが、勘所をとらえているのでしょう。
一艘が4日ほどで仕上がるそうです。

ただ……、
もう引退されるということで…
最後の船大工になってしまうようです…!!


舟大工


底板の墨付け、このあと丸鋸で微妙なアールを切断していきます。


舟大工


へさきの板を取り付けて、側板を取り付ける角度を決めます。
すべて長年の勘にまかせているようで、どんどん仕事が進んでいきます。


舟大工


鉋で削ると思いきや、斧で荒削り!!!
ハツリ具合が見事です。

作ってみたくなりました。


 


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