Ware Wood Work Blog

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漆掻き 11辺目


11辺目
 

漆掻きも8月に入り、11辺目になりました。
逆三角形の傷あともそれらしくなってきました。

35度という猛暑の中ですが、
枝の下にいるので草刈りほど過酷ではありません。
ですが、視線が木の幹を中心に回っているので、
バックの風景が回って一瞬ふらっとする時があります。

そんな時は空を仰ぎ見て、深呼吸…。


11辺目


さすがに木も弱っていて漆のよく出ない木もありますが、
5時から18時まで作業して今回は880g。
タカッポもすでにいい感じになっています。
   (ヘラからとりこぼす漆が多いので…)


11辺目




 

桑拭漆掛軸箱

軸箱


桑拭漆掛軸箱、2種類、納品いたしました。
一方は内部を桐で内貼りしたもの。
もう一方は桐箱を収める二重箱。

蓋をあけるとこうなります。


軸箱


仕上がったばっかりの時は色も濃いですが、
一年もすると木目が透けてきます。
これが大子漆のいいところでもあります。

防虫香の蓋もせっかくの特注なので、しゃれて松の形にしてみました。

とてもいい仕事をさせていただきました!


軸箱


 

漆掻き 7辺目

本日漆掻き7辺目、初辺も終わりに近づき少しサラサラになってきました。
それよりも漆掻き始まって初めての快晴日、30度超でつらかったです。

しかし漆は出てきます、出てきます!


漆掻き


今回勉強になったのは、
重くなってくるとタカッポを指で支えられなくなってしまうこと。
画像がないのが残念ですがベテランの指導をはじめ、
私もタカッポはこう持ちます…と空のものを指をぱーにして支えていました。
しかし600gから800gを超えてくると、(タカッポが240g)
1リットルの牛乳を手首に携えているようなもの!

もう手をグーにしないと支えられません。
こぼしてしまう可能性もあるし、形なんてどうでもいいということになります。
次回機会があれば画像で説明しますね。

辺掻きの形もそれらしくなってきました。
ちょっと伸ばし気味ですが、そうしようと思っているわけではなく
力を入れて引っ張ると予想以上にキズが長くなってしまうということです。


漆掻き


フェイスブックでよくわからない足場と言われたので、使用中の画像をアップしておきます。
斜面側に丸太を掛け、左足は1升瓶のケースを使いました。
こんな感じです。


漆掻き


 

漆掻き 4辺目

本日曇り空の中、4辺目の漆掻きをしました!

朝4時起きで4時半には工房で準備し移動、5時から作業開始です。
が、最初の1本が篠やぶの中にあり、陰になる側が薄暗く
おまけに足場上引くことができないので老眼の目で非常に見ずらい状態です。

この画像は明るく足場もよい側なので、つらいのはこの反対側です。


4辺目


一日作業で、初辺390g採集しました。
今年新しく作ったチャンポも今日が初使い、結構重たくなります。


4辺目


4辺目


始まりから3週間が過ぎ、下草も伸びてきました。
朝露で地下足袋が濡れるので、そろそろ手入れしておきましょう。


 

漆掻き 始まりました!

6月4日、漆掻きのスタートです。
天候にも恵まれ、いい気分でしたが…。
朝の内事務仕事をして、8時から作業をはじめ、3時ごろには終わって祝杯だ!
…と思っていたのですが甘くはありませんでした。


目立て


原因は太い木が多くて、皮が厚く皮むきに時間がかかってしまったこと。
同じく太い木が多く足場も平らではないので、2腹にするか3腹にするか迷った。
とてもいい勉強になりました。
でも今日の作業が今後のすべてを左右するのですから、慎重に丁寧に!
2腹というのは基本の幹の左右にキズをつけていくこと。
3腹というのは太い木で3か所にキズをつけていく方法です。

というわけで草刈りの時と同じ、夜の7時半までかかってしまいました。

上下の画像は典型的な1本立ちの皮の厚い太い木。もちろん3腹。
キズをつけると表皮と真皮が分かれていきます。
厚い皮をむくと赤くなるので、確認できると思います。


目立て


これは8年目の若い木。
皮をむく必要がないほど柔らかい木肌です。

漆の良く出る木はこの時にじわっと生水が出ますし、
次回はもったりと黒くなっています。
週明けには2辺目、キズからあふれて流れるようなら採集します。


目立て

北海道のうるしの木

みなさんご存知でしたか?
北海道の網走、北見に漆の植栽地があり
実際に漆掻きをしています。

今回、縁があって取材させていただきました。


北見


茨城から見ると3週間ほど遅いでしょうか。
今が芽吹きの頃でした。

北海道の風景の中で見る漆の木は不思議なものでした。
新緑のままのさわやかな山々に囲まれて、湿度も低いところで
漆掻きをするのはどんなに楽しいことでしょう!

そして雪害、エゾシカの食害と格闘しながら
ここまで育て上げられた北見の小野さんに敬意を表します。

ちなみにこの日の気温は28度、道内の最高気温でした。
なぜかオホーツク側の北見、網走が道内の最高温度を記録しています。


北見


なにより・・・
子供のころから飛行機に乗っていますが、
プロペラ機に乗ったのは初めてのことでした!
しかも事故の多いカナダのボンバルディア。

伝わるエンジン音も大きく、ちょっと興奮しました。


北見


 

タカッポ 作りました

漆掻きの時に使用する、漆を溜めていく桶、
タカッポを作りました。

本体は朴の木の皮、ぐるりとはぎ取って接着します。
何度やっても覚えられないイボ結びでループを作り
そこに持ち手のひもをつけます。


たかっぽ


左が自作のもの、右は2年ほど使用したものです。
数年でいい雰囲気が出るので、野趣あふれる花入れとしても最高です。

持ち手のひもは手拭いを折って、手縫いで仕上げました。
当然ながらミシンでもいいのですが…。


たかっぽ


6月の漆掻き、始まりが楽しみです!


 

漆掻き 準備中!

今年は久しぶりに漆掻きをします!

6月の漆掻き始まりに向けて、漆の木の周りを整備中です。
何十本もある植栽地ではないので、だいたい10本ぐらいのまとまりです。
ほったらかしだから、篠竹と茨と背丈ほどのお茶の木がはびこってこんな状態。





3時間ほどかけてきれいにします。
ここは急斜面の上、イノシシにぼこぼこにされていたので、すべて手作業でした。
木のもとをきれいにしてこんな感じ。





別の場所も、画像の奥のような篠竹でいっぱいでした。





こちらは工房の脇の漆の木、足場をかけました。
しかし一連の作業で足ががくがくしてしまって、体力的に不安が残ります…。





 

平成27年 夏の器而庵茶会

器而庵茶会も10回を数えることになりました。
これも皆様の御来庵のおかげと感謝いたしております。

拝啓
立夏の候、皆様におかれましては
益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
さてこのたび裏千家境宗貞先生を器而庵にお迎えし
御茶一服差し上げたく存じます。
つきましては万障お繰り合わせのうえ
ご参会くださいますようご案内申し上げます。
皆様のご来駕心よりお待ち申し上げております。
 
             器而庵代表 辻 徹

日時 平成27年6月7日(日)
時間 11時、13時、15時、お席入り 各席7名まで
場所 器而庵 茨城県久慈郡大子町大子624
会費 6000円(懐石、濃茶、薄茶)
予約 090-2553-6477(辻)まで
   またはメール、フェイスブックなどでもどうぞ


まずは立礼で懐石

茶会


正座して濃茶

茶会


立礼に戻って、なごみながら薄茶

茶会
 

重箱、完成

昨年の内から注文が入っていた重箱、ようやく完成いたします。
やはり箱ものは丸いものに比べて、手間がかかってしまいますね。

木地の加工中、根来仕上げのものと、荒筋錆黒仕上げのもの。


箱


漆の下地作業


箱


朱の塗立て状態、このままの仕上がりもとてもいいです。
どうしようかと迷いながら根来に研いでいきますが、これもまたいい。


箱


 


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