
冬の器而庵茶会、無事に終了いたしました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
ほとんど助けていただいた境先生、奥様、いい子にしていたひのちゃん、
スタッフの女性、皆さんお疲れ様でした。
毎度のことながら、何とも言えない充実感を感じます。
今回は初めてのお客様もたくさんおいでいただいて、緊張感もありましたが、
ひとつひとつの決まり事や点前手続きを超えて、楽しんでいただけたと思います。
白状してしまいますが、朝、先生が持ってきていただいた道具を箱から出しながら
書き写している時間はないので一発で窯元、作家、御銘などを覚え、特殊な点前は
その時にチェックしている状態です!お話をしていて、手元がおろそかになることも
しばしばあって、お客様には大変申し訳なく思っております。
上の写真は懐石をいただいているところ。
なかなか華やいだ器たち、今回は染付のお碗の白、柚子釜というお料理の黄色、
そして引杯の朱がとても彩りよく並びました。
下は濃茶のお席です。
山里棚に時代の伊賀塁座水指、たっぷりとした政所釜に栗ハツリ炉縁、
茶碗は高麗の斗々屋茶碗と、侘びた風情を醸し出しました。

最後は薄茶です。
境先生の素晴らしい見立て道具で、控え目ながらもクリスマスらしい演出です。
本来は境先生のお点前なのですが、急遽交代しました。
お恥ずかしい限りです。